01 お出かけ前のしつけ3原則
愛犬とはじめてお出かけする前にマスターしておきたいエチケット
トイレマナーをマスターしよう!
お出かけに限らず、今後の愛犬との快適な生活に大きく関わるのがトイレのしつけです。
ここで大切なことは飼い主さんが愛犬のトイレのタイミングを知り、できるだけ失敗経験をさせないことと、失敗しても決して叱らないことです。
愛犬にとって『トイレを上手にできたら良いことがあった!』 といううれしい経験の積み重ねがマスターへの近道。愛犬を家に迎えたら、できるだけ早いうちにトイレの練習をはじめましょう。
それでも慣れないお出かけ先では、興奮して粗相をしてしまうということはよくあることです。そんな時は、マナーベルトやマナーパンツなどの便利グッズも活用してみて。
クレートやキャリーバッグに慣らしておく
クレートトレーニングができていると、車での移動時には転倒事故を防止するだけでなく、乗り物酔いを軽減することができます。
また、ホテルの客室でお留守番をさせるときには、愛犬のストレスを少なくできるなどの良い面もたくさんあります。 万が一災害が発生して、愛犬を連れて避難する際、飼い主さんと離れクレートで生活しなければならない可能性もでてきます。
そんな様々な場面で、クレート(キャリーバッグ)は愛犬への負担が少なく、よりリラックスして休めるスペースとしてとても活用できるものです。 できれば普段からハウスとして利用するなどして、慣れておくとよいでしょう。
狂犬病ワクチンなどの予防接種とノミ・ダニの対策

不特定多数のペットが出入りするペット宿では、愛犬の身を守る意味でも、狂犬病や混合ワクチンの予防接種はとても重要です。
宿によっては接種証明書の提示が必要なケースもあるので、旅行の際は必ずコピーを持っていきましょう(接種から1年以内のもの)。
また、森林など自然豊かな観光地ではノミ・ダニの予防対策も忘れずに! 帰宅後にシャンプーなどで駆除もしておけばさらに安心ですね。 危険な感染症から愛犬を守ってあげられるのは飼い主さんだけですから。
02 旅行プランの立て方と宿探しのコツ
旅のプランを立ててみよう
宿泊施設と愛犬の相性を考えながら自分たちにあった旅のカタチを見つけて♪
愛犬と一緒にどんな旅行がしたいですか? 大自然を満喫したり温泉やグルメを堪能したり、ペットOKの観光スポットを廻ったり…目的は一つだけじゃありませんよね。
そこで、まずは行きたい場所・したいことを書き出して旅のプランを立ててみましょう。 旅先でスマホなどを使って検索するという方法もありますが、ペットOKの場所はまだまだ少ないのが現状。 絶対にはずせない場所はできるかぎり出発前に調べて安心して出かけたいですね。
でもどんなに楽しみな旅行でも予定の詰込み過ぎは禁物です。 たとえ計画通りにいかなかったとしても“また来ればいっか!”と思える心のゆとりも大切です。
はじめての旅行は時間と心に余裕をもって無理のないスケジュールで!

旅の行程を組んでみよう(スケジューリング)

目的地が決まったら、旅先までのルートや休憩場所、道路の混み具合などを調べて行程表を作ってみましょう。
高速道路を使う旅ならチェックしておきたいのがサービスエリアです。 ドッグランや犬と入れるお店があれば理想的ですね!
とくにペット旅行初心者さんは休憩のタイミングを多くとるように心がけてくださいね。

いつの時代も旅は心地よい刺激とリフレッシュを与えてくれます。 それはきっとワンちゃんも同じはず。
まずはあまり難しく考えずに、気軽な日帰り旅行から計画してみてはいかがでしょうか?あなたが楽しんでいればきっと愛犬もハッピーですよ♪
「ペットと泊まれる宿」を検索!~犬の同伴率や設備のチェックも忘れずに~

ペット連れの旅行がスタンダードになりつつある今、ペットと泊まれる宿もあれこれ迷うほどさまざまなタイプがありますが、まずは、ペット旅行初心者さんにおすすめしたいのがペット専門の宿です。
ドッグランや愛犬用の設備が充実しているだけでなく、まだ外出に不慣れで失敗しやすいワンちゃんに寛容な面もあります。
また、うちの子は吠えるから無理かな…こわがりだから心配、という方には貸し別荘やコテージが◎。 自宅のように家族だけで過ごせるので安心です。 宿選びは旅行の満足度を左右する大きな要素です。愛犬の性格や普段の状態を把握して犬の気持ちに寄り添う選択をしてあげてくださいね。
03 車移動する際の注意と対策
車に愛犬を乗せてドライブするとき、気をつけたいのが、「温度管理」「脱走防止」「休憩頻度」です。 この3つを心がけて人にも愛犬にもセーフティドライブを!
熱中症に注意!車内の温度は愛犬にあわせて
愛犬を車に乗せてドライブするとき、特に注意が必要なのが、春から秋にかけての車内温度。 犬種にもよりますが、多くの犬は暑さが苦手です。 気温が上がりはじめる春先から、エアコンでしっかり温度調節を行いこまめに水分補給をして、愛犬の様子には常に気を配るようにしましょう。
また、愛犬だけを車内に残し出かけるのは絶対にNG。 熱中症だけでなく思わぬ事故につながる危険性が高まります。 車から離れるときは一緒に連れていくか、誰かひとりでも車に残るようにしましょう。 体調の悪さを伝えることができない犬のために、飼い主さんの予防と素早い気づきがとても重要です。

移動中はクレートに入れよう!車内で愛犬を自由にするのはとても危険です
まれに走行中の車の窓から犬が顔を出していたり、膝の上に乗せて運転している姿を見かけたりします。 一見かわいいようにも見えますが、もしそのような状態で急ブレーキを踏むとどうなる
か…考えただけでも怖いですよね。 事故は自分のせいで起きるとは限りません。 クレートやドライブ用ボックス、犬用のシートベルトなどを利用して愛犬が快適に安全でいられるようにしましょう。 そうすれば、走行中に飼い主さんの運転を邪魔したり、転倒してケガをするリスクを軽減できます。 さらには、ドアを開けた瞬間に愛犬が突然飛び出すなんて事故も防ぐことができます。
便利に使える犬用ドライブグッズは、愛犬の体格や状態にあったものを選んでくださいね。

休憩をこまめにとって安全運転を心がけよう!
休憩は1~2時間毎を目安にしてね
ドライブが好きで車に慣れた犬でも長時間の揺れや振動はかなりのストレスになります。
旅行中は1~2時間おきに休憩をとり、トイレや気分転換をかねた軽めの散歩をさせてあげるとよいでしょう。 移動に高速道路を利用するなら、ぜひサービスエリアのドッグランやドッグカフェなどを活用しましょう! ロングドライブでも、できるだけストレスフリーな旅を目指してくださいね!
犬は一度車酔いを経験すると車が苦手になってしまう場合があります。そこで、飼い主さんに知ってほしい車酔い対策や事前にできることをご紹介! できるだけ車酔いを経験させないためにも、ぜひ次のような対策を取ってみてください。
1.車に慣れさせよう
はじめから車が大好きというワンちゃんはそんなにはいません。 まずは車に慣れることが大切です。 停車した車内で飼い主さんと大好きなおもちゃで遊んだりおやつを与えるなどして車内を安心できる空間にしてください。 慣れてきたら、近所の公園など、短時間のドライブに出かけて 「車=楽しいところへ行けること」 を教えてあげてください。
2.事前の対策で乗り物酔いを軽減
04 もっともっと旅の満足度をアップさせよう!
愛犬へのサポートが充実したサービスエリアや犬連れ大歓迎の観光地が、近年増えつつあることをご存じですか? せっかくの旅行ですから、ぜひ最新情報をゲットして旅を満喫しましょう!
愛犬とカフェタイムも楽しめる人気のサービスエリアに行こう!

愛犬との旅行を強力にバックアップしてくれるのが、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアです。 人の息抜きはもちろんのこと、ドッグランやワンちゃんのトイレ、水飲み場などワンちゃん用の設備がとっても充実しているんです! さらにペットOKのカフェやおやつの販売がある施設も! 行き先が決まったら、「ドッグランのあるサービスエリア」で検索してぜひ立ち寄ってみてくださいね。また、まだ数は少ないものの、最近ではドッグランのある道の駅も登場しつつあります。 愛犬家とってはうれしい限りですね♪
食事も遊びもずっと一緒♪ペット大歓迎スポット
念願の愛犬との旅行ですから、長い時間車にお留守番させたり、周囲に気を遣ってばかりではつまらないですよね。 全国にはペット大歓迎の観光スポットがどんどん増えています。 とくに、ペット
と泊まれる宿が多い地域には、周辺にペットOKの飲食店や観光名所などが点在していて、地域全体で愛犬との旅行を盛り上げています (ペットOKマップがある観光地も!) 。インターネットや
ペット旅行雑誌なども参考に、愛犬と一日中ず~っと一緒に楽しめる旅にしてみませんか?

04 もっともっと旅の満足度をアップさせよう!

愛犬とのはじめての旅行は、しつけや粗相、愛犬の体調など…心配事や不安がたくさんありますよね。
でも、普段の心がけや少しずつ練習することで解決できることも多くあります。 “失敗は成功のもと”
最初から完璧を目指さずに、愛犬にあったスタイルを見つけて無理のない旅を楽しんでみて!